大分県のお酒
日本酒について
日本人が稲作文化を手に入れた時から日本酒の文化も始まったとされています。
大分県は、麦焼酎の二大メーカーがあることから大分県=麦焼酎のイメージがありますが、元々は清酒圏なんです。
今でも県内各地に40を超える酒蔵が点在しています。
日本酒の傾向としては、瀬戸内文化圏の影響を受けてか、日本でも有数の甘口です。
最近では、淡麗辛口ブームや流通の発達、食文化の変化、若手の研鑽が相まって辛口を醸す蔵が増えて来ました。
当サイトでは、そんな若手の蔵を中心に限定のお酒を主にご紹介しております。
焼酎について
二十年程前の芋焼酎に端を発した焼酎ブームで県内の麦焼酎蔵も先の焼酎ブーム(三十余年前)の主役だった「いいちこ」に代表される減圧蒸留のスッキリ系から、より個性的な常圧蒸留の商品にシフトして、新しい麦の味わいのジャンルを確立しました。
ブームの最中は、都市圏が牽引し、販売先も都市部偏重だったように思います。
そんな中、若手を中心に「もっと地元に愛される焼酎でありたい」という思いから「焼酎マイスターの会」を結成。
毎年、趣向を凝らしたイベントを開催しています。
多種多様な大分の焼酎ワールドを御楽しみ頂ければ幸いです。
濱島酒造 (大分県豊後大野市)
クラシカルな淡麗辛口の酒を醸す。新しい「大分の地酒」の旗手。
創業明治22年。昭和53年から中断した酒造りを、蔵元自ら杜氏として、平成9年1月、17年ぶりに復活。
完全手造り、全量槽搾りによる、こだわりの酒造りを行っています。
平成18年から酒米作りも手掛け、現在14haの田んぼで酒米を栽培しています。
「鷹来屋」ブランドの目指す酒質は「キレと旨みを兼ね備えた酒」。
飲み疲れることなく何杯でも飲み続けられる究極の食中酒を目指します。
小松酒造 (大分県宇佐市)
味わい深く、キレの良い辛口を醸す。「豊潤」の蔵元。
平成20年11月28日、早朝。
酒米を蒸す蒸気が 20年ぶりに蘇りました。
昭和63年に休業した酒蔵に、 再び活気を取り戻したい。 決意してから13年。
清酒離れが進むなか、 自分の目指す酒とは? 販売先はどうするのか・・・
何度も自問自答しながらも、 多くの方々に支えられて、ここまでたどり着く事ができました。
造りを再開した平成20年は 、蔵の新たな歴史の始まり(Begin)です。
家族中心で造る小さな蔵ではありますが、毎年造りを重ねてより良いお酒を造れるよう精進していきたいと思っています。
小松酒造場 6代目 杜氏 小松潤平
薫長酒造(大分県日田市)
次の百年へ、新たな挑戦。
大分県日田市。古くは天領として栄え、今なおその佇まいを残す水郷。
クンチョウ酒造は、江戸時代の1702年に建てられた蔵を昭和7年に受け継ぎ、創業しました。
「薫長」ブランド100周年を機に次の100年を見据えた「NEXT」プロジェクトを始動し、
新しい挑戦を続けています。